2008年06月29日

32 梅雨の日原渓谷(日原川3)

水位:?m(測定不可)〔参考:-2.26m(調布橋)〕 気温:19℃(小河内) 天気:雨
累加雨量:15mm(日原) 区間:平沢橋〜氷川国際ます釣場手前(約2.5km) 所要時間:約100分
メンバー:元王子、G君

 日原観測所の雨量は、今朝5時以降1mmの値が続いています。
 また雨かあ…。これで二週末連続です。晴れ男の花鳥が一緒なのに連続で雨に降られるというのは相当珍しい。彼の神通力もついに失われたのでしょうか。
 しかし先週と異なるのは天気予報が弱雨(時間雨量1.6mm程度)だったので、うまくいけば先週諦めた日原川を下れそうです。
 奥多摩駅に着いた8時半頃には、小雨とは言い難いが本降りまでいかない微妙な状況で、8時には4mmという記録をマークしてました。このまま雨足が強まるとまずい。

 予定通り下るかどうか、花鳥と相談。G君は見た目によらずタカ派なので放っておいて良しなのですが、慎重派の花鳥に納得してもらう必要があります。

 「ほら、予報5mmってなってるじゃないですか! 危ないですよ」
 花鳥の天気予報は月に100円払っているモノらしい。
 私の情報源は無料(Yahoo!天気情報)なので、何となく信憑性に劣る感じがします。
 「いや、日原観測所見たら9時で3mmに減ってるし、大丈夫やで」

 「これ、絶対増水してますよ。流れめっちゃ速いですやん。ヤバいですよ!」
 平沢橋から眺めたこの日の日原川は、確かにおどろおどろしい轟音を立てて流れています。思わず慄然としましたが、
 「いや、いうても二週間前とそんな変わってへんて。ほら、別に濁ってへんし…」
 なんて嘯き、最終的に合意を得ました(川地図はこちらから)。

 スタートは、10時20分頃。10時の雨量は2mmとさらに下がっています。累加雨量は12mm.
 あたりは霧がかっていて薄暗く、肌寒い。川は軽く笹濁りが入っており、これまた心の内を映し出したかのように暗い色をしています。
 水量は前回より若干多いように感じました。ウェーブ、ホールのパワー、そして流れるスピードが確実にアップしているように感じたからです。しかし帰宅後に写真で比べると、大して変わりなかったようです。

 これが本日。プットインの平沢橋から上流を眺めた写真です。

080629nippara08.jpg

 これが前回(6/8)の写真。気持ち少ないようにも見えますが、大きな違いは感じられません。

080608nippara008.jpg

 最初の核心部は相変わらずログが入ったままなのでポーテージ。残念。やっぱりノコギリ欲しいなあ。

 再びフネに乗りこんで再出発。今回はこれより先、核心部などいくつかの要注意ポイントを除き上陸なしで下ることにしました。流速がかなり強く、周囲の景色が目まぐるしくスクロールしていきます。三週間前の記憶が唯一にして最大の武器ですが、うーん、次はどんなんやったかなあと思い出す前にもう障害物が目の前にあるといった感じ。時には通り抜けながら、または通り抜けてから思い出すといった塩梅で、記憶の掘り起こしが追い付かないこともありました。
 こまめに区切り、下見してルート設定した後に下った前回を定期テストに例えるなら、今回は実力テストに近い。

 さて、そんな奔流に翻弄されながら最初のポイントに到着。ゴルジュの入口です。前回竿が入っていてポーテージしたので今回が初挑戦となります。高低差は大ですが幸い勾配は緩く、右岸寄りを下ればルートは比較的容易に感じます。まずは私からチャレンジ。



 流れが右岸に当たっていて、途中フネを右岸に当ててバランス崩しつつもクリア。その後G君、花鳥が続きましたが花鳥はひっくり返ってました。流れはあまり素直ではないですね。

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ニックネーム ラナ父 at 16:21| Comment(2) | TrackBack(1) | 関東>日原川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

28 日原渓谷ロワーを下る(日原川2)

水位:?m(測定不可)〔参考:-2.30m(調布橋)〕 気温:20℃(小河内) 天気:曇り
区間:平沢橋〜氷川国際ます釣場手前(約2.5km) 所要時間:約210分
メンバー:元王子、Actonさん、G君、後輩1号(旧国民1号)(回送)


 いよいよ鮎釣りが各地で解禁となりました。ご近所の川の解禁日は以下の通りです。

 桂川 6/1(日) 10,000kg
 荒川上流 6/1(日) 4,240kg
 奥多摩川 6/15(日) 4,500kg 
 丹波川 7/5(土) 350kg

 ■参考…山梨県漁協連合会

 流量の割に放流量の多い川(≒釣竿密度の高い川)では、ダウンリバーの楽しさより竿避けのストレスのほうが上回る場合もあります。よって鮎シーズンは以下の方針に従って行動したいと思います。

 @増水時を除き小河川は自粛する(例:桂川)
 Aカヌーの多い・遊船が航下する川を下る(例:多摩川、荒川)
 B鮎のいない川を下る

 Bの候補となりえるのは夏でも低水温の河川上流域。あと、ダムや堰堤がなく、一級品の清流であれば最高です。その条件を満たすのは、近所では多摩川水系の丹波川と日原川ではないかと考えています。尤も日原川は「渓流釣場」で寸断されていますが。

 近所には相模川水系もありますが、ここは本川、支川訪れるところいずれもダムや堰堤ばかりというイメージが強い。それだけに丹波川、日原川がいかに貴重な存在であるかが浮彫りになってきます。
 で、本日の行き先はその日原川にしました。予定セクションは前回下ったとこより下流域です。メンバーは、退位表明し悄然としている王子と、陸ではいつも呆然としているG君、そして今朝にして突然参加表明されたActonさんの計4名。

 予定していたこのロワー区間、右岸沿いには日原街道が走っていますが、谷がかなり深いため降りられず、ほとんど川相が確かめられません。
 一方、左岸沿いは氷川国際ます釣場から少し上流の集落で道が途絶えています。つまり、予期せぬ事態が発生しても容易にはエスケイプできないということです。これは、過去下った川の中で最もハイリスクな部類に入ります。

 まずインとアウトを設定。事前に地図を見てある程度絞り込んではいましたが、適当なテイクアウト地点がなかなか決まらず苦労しました。
 上述の通り車道から川相はほとんど確認できませんので、下見はほぼすっ飛ばしでプットイン地点まで直行。さあ、いよいよ出発です。

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ニックネーム ラナ父 at 21:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>日原川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月29日

22 東京都の渓谷を下る(日原川1◆72)

水位:?m(測定不可)〔参考:-2.51m(調布橋)〕 気温:16℃(小河内) 天気:晴れ
区間:神庭沢(かにさわ)〜大沢国際鱒釣場手前(約2.0km) メンバー:TAKEさん


 日原川(にっぱらがわ)は、東京都の最高峰雲取山(2,017m)を水源とし、日原渓谷をなし、奥多摩町氷川にて多摩川に流入する一次支川です(幹川流路延長、流域面積は不明)。なお流域の小川谷沿いには関東随一の規模を誇る日原鍾乳洞があります。

 『下りたい川リスト』優先度Aにランク付けされているこの日原川、水位観測所がないので水量の予測ができません。もっとも、観測所があっても過去のデータと、航下可能水位を知らないと予測できませんけど。

 4月前半の雨の影響がまだ残っていればいいなという期待を抱きつつ現地に向かいました。
 もし水量不足や釣竿過多だったら同じ優先度Aの丹波川、これもダメなら多摩川本流に変更という代替プランも考えていましたが、幸いにして不要になりました。

 吊橋(白妙橋)から下流を望むと…、
 …何とか下れるだけの水量がありそうです。やった!

 それにしても流れる水のきれいなこと。そのまま飲めそうですね。東京都ですよ、ここ。都内にこんな渓谷があるなんて、信じられないです。

080429nippara005.jpg

 吊橋はこんな感じでとても小さくて古い。三人以上同時に乗るなと注意書きしてあります。上流側を仰ぎ見ると、石灰岩を運ぶトロッコが鉄橋を走っている姿が見えます。
 ちなみにラナは吊橋が怖いようで、あまり近寄ってきません。

080429nippara006.jpg

 しばらく川沿いにクルマを走らせましたが、竿も見当たりませんでした。

 次はプットイン・テイクアウト地点の設定ですが、これが非常に困難な作業でした。日原トンネルを抜け、小川谷との出合(日原鍾乳洞付近)まで遡上してみましたが、容易にプットイン可能な場所が全然見つからない。両岸が懸崖を成し、上陸不可地点が延々と続くうえ、谷が深すぎて川相が確かめられない箇所も多いのです。

 上陸できない上に見えないトコ下るってのはリスク高いなあ。
 しかも携帯がところどころで圏外です。東京は地下しか圏外がないと思ってました。

 そして、極めつけはこんな看板。

 「平成十五年三月十一日、奥多摩町の道路(日原しょう乳洞方面)のガケ下で二〇歳代から四〇歳代までの女性の手足首や太いバリバリの黒髪が発見されました。…(後略)

 あまりにリアルな描写に、思わず背筋がぞくぞくっとしました。
 5年前だしさすがにもう解決されてるだろうけど、絶対、入りたくなくなりました(注1)。

 ということで、比較的車道との高低差が小さく、車道から川相を確認しやすかった神庭沢から吊橋までの区間(約1.6km)をコースに設定しました。


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ニックネーム ラナ父 at 21:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>日原川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする