2008年12月27日

64 下り納めは惣岳渓谷で(多摩川23)

水位:?m(測定不可) [参考:-2.49m(調布橋)] 気温:6℃(小河内) 天気:晴れ
区間:道所橋〜海沢大橋(x.xkm) 所要時間:約3h メンバー:G君


 今年の御嶽は水量が比較的豊富で、調布橋の水位で去年と10センチくらい違います。これは、ひょっとしたら、ひょっとするのでは…? そう、一ヶ月前に下った奥多摩の上流域、惣岳渓谷が下れるのではという淡い期待が湧いてきたのです。
 まあダメ元で、水量不足なら御嶽ということにし、放水口で落ち合ったG君とクルマを上流に向かって西進させました。

 期待は、現実のものとなりました。
 奥多摩むかし道から見た川の眺めは、前回と比べ紅葉が完全に散り、川原が真っ白になっていますが、流れる水の量は同じくらいに見えます。川原を覆う白いものとは、雪でした。
 おおぅ、今日は雪見カヌーですか。車内の温度計を確かめると-1℃.うわ、氷点下ですやん。

 プットイン地点探しにさらに上流へ遡ってみました。小河内ダムの余水吐(よすいはき)の前に出ました。

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 このゲートの向こうは奥多摩湖です。ここから始めるのが理想的ですが、川に下りられそうな気配がまったくなく、諦めて前回と同じ道所橋からスタートしました。
 雪が残っているだけあって、渓谷の底はさらに冷え込んでいました。浅瀬に点在する流木は、樹氷のように氷の衣を纏い、陽光を受けて煌めいています。

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 ラナは雪で覆われた広い川原を見つけるたびに上陸し、ごろごろ転がって遊んでいました。わんこにも雪が好きという感情ってあるんかな? 先週の御嶽で捻挫疑惑がありましたが、これだけ自由気ままに飛び回っているのを見てると、大したことはなかったみたいです。

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 ところで、前回ここを下ったとき、熊に注意しろと地元の方に言われたことがあります。この時期なら大丈夫やろと高を括っていたら、G君曰く、最近は温暖化の影響で「冬眠しない熊」が出てきているらしい、と。このへんには、秩父から流れてきているのがいるかもしれないという話でした。こっわー。
 熊除けの鈴代わりに、ホイッスルをピイピイ鳴らしながら進み、いよいよ最初の核心部、惣岳の荒に到着。

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2008年12月21日

63 来客(多摩川22)

水位:-2.49m(調布橋) 気温:14℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜二俣尾 メンバー:tomoさん、後輩1号(回送)


 川崎のおうちにお客さんがやって来ました。
 あっきーの結婚式で東京にやってきていたtomoさんです。tomoさんとは、二年半ほど前に一緒に川下りをして以来、武庫川やら小歩危やら長良川WWFやら数々の活動を共にしてきました。学年は6つも違いますが、お兄さんって感じはなく、どちらかと言えば同世代的な、気の合う仲間としてお付き合いをさせてもらってます。

 さて一泊いただいた翌日、御嶽へ行きました。tomoさんは新幹線で来られたので、カヤックは持参していません。G君に依頼して御嶽まわりのスクールでレンタルしてくれるところを探してもらったんですが、プレイボートのみレンタルしてくれるところはないらしい(スクール経験者など条件がつく)。
 というわけで、結局G君のダッキー、バンディットを貸してもらうことになりました。tomoさんは、今でこそカヤッカーですが、過去にはあの改造セビラーを愛用していた筋金入りのダッキーイストでもありますのでまったく問題ありません。ちなみにダッキーは、G君がわざわざ川崎の我が家まで届けてくれました。至れり尽くせりの対応、本当にありがとうございました。

 さて、駐車場のアスファルトは一面おしろいを施したように真っ白でした。積雪ではなく、霜で覆われているのです。土で固められた分離帯に足を踏み入れると、霜柱が砕けてシャリシャリと音を立てます。冬景色としては良なんですが、これから漕ぐ人間にとってはちょっとつらい光景であります。

 川原まで下りると陽が射して、ほんの少しですが暖かい。本日はクリスマスカップ開催日で、左岸には大勢のギャラリー、川の上はスラ艇だらけ。駐車場とは打って変わって賑やかな雰囲気の中で漕いでいると、三つ岩でラナを乗せたtomoさんが二つ目の岩を避けきれず沈。ラナ共々、衆人環視の中、冬の渓流を身一つで流されていく姿を見て、気分は一気にホットになりました。いやあ、相変わらず他人の沈は蜜の味です。

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ニックネーム ラナ父 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

61 釜の淵公園まで(多摩川21)

水位:-2.50m(調布橋) 気温:9℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜寒山寺〜釜の淵公園 メンバー:後輩1号(途中交代)


 御嶽苑地駐車場の水たまりは見事に氷の塊と化していました。冬の到来を感じさせる光景です。紅葉はすっかり散ってしまい、敷き詰められた落葉の絨毯には一面霜が下りていました。このあたりは日当たりが悪いためか、依然明け方のような冷気が漂っています。
 そんな中、数多くのパドラーがカヤックを担いで川へと下りていきますが、この寒さでモチベーションが削り取られ、なかなか着替える気になれません。気分転換にと、家族で遊歩道沿いに遡上し、奥多摩フィッシングセンターまで散策することにしました。
 師走に入ったというのに、釣り場はまあまあ賑わいを見せています。あわよくば下ってやろうと思っていましたが、やっぱりここはポーテージするしかないみたい。あと、遊歩道で白丸ダム放水に関する看板を見つけました。観光放水は3月20日から11月23日までだそうです。
 遊歩道は日が射していて、少しずつ体も気持ちも温まってきました。一時間ほど歩いた後、いよいよ漕ぐ準備に取りかかります。

 今日は交代制で下ることにしました。ここから寒山寺までの区間が嫁、以降が私です。多摩川本川を下るのが今日で今年21回目となりますが、二俣尾(テニスコート)より下流は何気に一度も下っていませんでした。ということで、釜の淵公園までコースを延ばすことにしました。このセクションを下るのは、約1年ぶりとなります。

 まずは奥さんから出発。本来ならフネを川まで担いで運んであげたいところですが、車内に川太郎を残しているので駐車場でお見送りです。

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 嫁は、ものの30分くらいで寒山寺の駐車場に上がってきました。水量が多く、漕がずともさくさく流れていったらしい。かなり物足りないというご感想でしたが、このほうが逆にいいのかも知れません。

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ニックネーム ラナ父 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月29日

60 惣岳渓谷を下る(多摩川20)

水位:?m(測定不可) [参考:-2.49m(調布橋)] 気温:12℃(小河内) 天気:晴れ
区間:道所橋〜琴浦橋(中断)(4.2km) 所要時間:約3h メンバー:G君

 昨日28日金曜日、この時期にしては珍しくまとまった雨が降りました。多摩川流域の丹波山村や日原で累加雨量20mm以上。
 もともと今日は先週下見した惣岳渓谷を下る計画でした。流量が普段3tくらいしかない区間なので、かなり歩かされることを覚悟していましたが、前日にこの雨です。これぞまさしく神の恵み。

 しかし、嫁さんが腹痛で寝込んでしまいました。授乳中なので薬が飲めません。昨晩など、かなり痛そうにしていました。川太郎の世話もあるし、今回は断念しよう…! そう考えました。
 しかし、嫁は言いました。「楽しみにしてたんやろ。大丈夫やから、行っといで」と。
 結局、病身の妻を置いて、ラナと奥多摩に行ってしまいました。
 本当にすみませんでした。一生頭が上がりませんですわ。

 桃ヶ沢トンネルを抜けたところで左手の脇道に入り、坂道を下りていくと、青梅街道旧道、通称「奥多摩むかしみち」に出ます。三叉路を右手に行くと小河内ダムですが、フェンスで遮られて通行できません。
 いたしかたなく左手に進路を取り、最初の入川道と思われる道所橋のたもとで停車。荷物を下ろしてセットアップを始めました。


大きな地図で見る

 この奥多摩むかしみちはトレッキングコースとして知られており、人通りが結構あります。
 「えっ、ここから川に下りるの?」「ここからカヌーで下るの?」
 準備中、幾度となく尋ねられました。崖の下の川を下ろうとする人はかなり珍しいものとして映るようです。

 川への道は細く急で、ボートを担いで下りるにはかなり骨が折れます。ふうふう言いながら、ようやく川原に到着。

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 本日一緒に下るメンバーはG君です。昨日はまたウィズネイチャーでフリースタイルの修行を積み、そのまま泊まっていたらしく、日向和田で拾って一緒に来ました。いつになったらクルマで来んねんとか、昨晩はお風呂入れたんかとか、最近ではもう、いちいち聞かなくなりました。

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ニックネーム ラナ父 at 23:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

59 ひさびさデート(多摩川19)

水位:-2.52m(調布橋) 気温:14℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜二俣尾 メンバー:後輩1号(回送)


 先週、嫁が風邪を引き、今週になって私にうつり、二人が治ったかなあというところで今度は川太郎が鼻水を垂らしています。昨日は花鳥たちが長瀞で漕いでいたそうですが、あえなく参加を断念し、自宅で静養しておりました。
 そして本日。全員まずまずの体調で、天気も良かったので奥多摩に向かって出撃してまいりました。
 川狂いG君も一緒の予定でしたが、昨日の長瀞でまたもやケガしたらしく(鬼門か?)、家族水入らずでのお出かけとなりました。三連休の中日で時間的にも余裕があるので、ここは久しぶりにのんびりデートを楽しむことにしましょう!

 ということで、まずはとある建造物へ。白亜の神殿、もしくは地下迷宮のような雰囲気です。細く長く一直線に伸びた回廊の中を水路が走り、ちょろちょろと音を立てながら流れてています。

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 回廊に出るには大きな螺旋階段を下りなければなりません。インパクトありますねー。まるでミナレット(尖塔)の内部みたい。深さは20mくらいありそうな感じ。下りる労苦を敬遠してか、我々の他には誰の姿もありません。

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 出口に向かうと、先の螺旋階段とは別の階段があります。外に出ると、眼前には大きなダムが観光放水をやっていました。



 先の建造物とは、ダムの魚道見学のための建物でした。ここ白丸ダムでは魚道を観光の目玉にしているようです。この規模で魚道を備えているダムはあまり存在しないらしい。ヤマメ、アユなどが魚道をのぼることを確認しています、とパンフに書かれてましたが、肝心の遡上率は書いてません。魚がのぼれない魚道、じゃなきゃいいんですけどね。ちなみに入場無料です。周辺には売店がありません。自販機さえなく、まるで商売っ気がないのが素敵です。

 ところで、ここに来た目的は実はもう一つあって、魚道をポーテージルートとして使えないか確かめることでした。
 結論を言えば、使えません。
 回廊の突き当たりは透明な壁に覆われて通れません。まあ仮に通れたとしても、あの螺旋階段を担ぎ歩く労苦は右岸の遊歩道とそう変わらないような気がします。
 ちなみに、受付のおじいさんに聞いたところでは、観光放水は11月いっぱいで終了みたいです。以下は推測ですが、来月から白丸ダム下からの放水量は0.84t(白丸発電所常時使用水量)ぽっちになって下れなくなるのではと思われます。

 次は先週下った鳩ノ巣渓谷へ。嫁にもぜひ見てもらいたくて、遊歩道を上り下りして、鳩ノ巣小橋と雲仙橋へ案内。奥多摩を代表する渓谷美を、カヌーとはまた違った位置から鑑賞できました。まあ、目線はつい、下れそうなルートを追ってしまうんですが…。これはもう、病気みたいなものです。

 これは鳩ノ巣小橋から上流の俯瞰図です。しょっぱなの二連発の瀬ですね。

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 これは下流を見た図。核心部ですね。橋からでも全然見えません。

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 雲仙橋から上流を望む。これはよく分かりますね。中央部はシーブっぽいですね。

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ニックネーム ラナ父 at 23:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする