2008年11月23日

59 ひさびさデート(多摩川19)

水位:-2.52m(調布橋) 気温:14℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜二俣尾 メンバー:後輩1号(回送)


 先週、嫁が風邪を引き、今週になって私にうつり、二人が治ったかなあというところで今度は川太郎が鼻水を垂らしています。昨日は花鳥たちが長瀞で漕いでいたそうですが、あえなく参加を断念し、自宅で静養しておりました。
 そして本日。全員まずまずの体調で、天気も良かったので奥多摩に向かって出撃してまいりました。
 川狂いG君も一緒の予定でしたが、昨日の長瀞でまたもやケガしたらしく(鬼門か?)、家族水入らずでのお出かけとなりました。三連休の中日で時間的にも余裕があるので、ここは久しぶりにのんびりデートを楽しむことにしましょう!

 ということで、まずはとある建造物へ。白亜の神殿、もしくは地下迷宮のような雰囲気です。細く長く一直線に伸びた回廊の中を水路が走り、ちょろちょろと音を立てながら流れてています。

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 回廊に出るには大きな螺旋階段を下りなければなりません。インパクトありますねー。まるでミナレット(尖塔)の内部みたい。深さは20mくらいありそうな感じ。下りる労苦を敬遠してか、我々の他には誰の姿もありません。

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 出口に向かうと、先の螺旋階段とは別の階段があります。外に出ると、眼前には大きなダムが観光放水をやっていました。



 先の建造物とは、ダムの魚道見学のための建物でした。ここ白丸ダムでは魚道を観光の目玉にしているようです。この規模で魚道を備えているダムはあまり存在しないらしい。ヤマメ、アユなどが魚道をのぼることを確認しています、とパンフに書かれてましたが、肝心の遡上率は書いてません。魚がのぼれない魚道、じゃなきゃいいんですけどね。ちなみに入場無料です。周辺には売店がありません。自販機さえなく、まるで商売っ気がないのが素敵です。

 ところで、ここに来た目的は実はもう一つあって、魚道をポーテージルートとして使えないか確かめることでした。
 結論を言えば、使えません。
 回廊の突き当たりは透明な壁に覆われて通れません。まあ仮に通れたとしても、あの螺旋階段を担ぎ歩く労苦は右岸の遊歩道とそう変わらないような気がします。
 ちなみに、受付のおじいさんに聞いたところでは、観光放水は11月いっぱいで終了みたいです。以下は推測ですが、来月から白丸ダム下からの放水量は0.84t(白丸発電所常時使用水量)ぽっちになって下れなくなるのではと思われます。

 次は先週下った鳩ノ巣渓谷へ。嫁にもぜひ見てもらいたくて、遊歩道を上り下りして、鳩ノ巣小橋と雲仙橋へ案内。奥多摩を代表する渓谷美を、カヌーとはまた違った位置から鑑賞できました。まあ、目線はつい、下れそうなルートを追ってしまうんですが…。これはもう、病気みたいなものです。

 これは鳩ノ巣小橋から上流の俯瞰図です。しょっぱなの二連発の瀬ですね。

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 これは下流を見た図。核心部ですね。橋からでも全然見えません。

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 雲仙橋から上流を望む。これはよく分かりますね。中央部はシーブっぽいですね。

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 その次は、さらに上流部へ。奥多摩駅から奥多摩湖の区間の旧青梅街道は、「奥多摩むかしみち」と呼ばれるトレッキングコースとして知られているようです。
 妻子とわんこと紅葉を眺めながら川沿いを散策…といえば聞こえはいいですが、本音を言えば惣岳渓谷の下見だったりして。

 しだくら橋という名の青い吊橋の側に、惣岳渓谷の案内板が立っていました。
 『惣岳(そうがく)渓谷 太古以来の大洪水と、近くは寛保2年(1742)明治40年(1907)の奥多摩一帯を襲った未曾有(みぞうゆう?(笑))の大水害によって、多摩川南岸しだくら谷より押し出した多数の巨岩怪岩が累々として「惣岳の荒(あら)」と呼ばれ渓谷美となっています。』

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 しだくら橋を渡ってみます。「この橋を渡る際、五人以上で渡らないで下さい」と書いた立て札が立ってます。「五人以上」は赤字でした。吊橋嫌いのラナはずっとシッポが下がったままです。

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 しだくら橋から上流を望んでみました。うーん、下れるかな…?

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 果たして、惣岳渓谷は下れるのか?
 いろんな資料を参照した結果、小河内ダムから御嶽までの水量は、今のところ以下のように推測しています。

小河内ダム
 多摩川第一発電所放水(最大21.5t/常時7.97t)
 氷川発電所取水(最大9.2t/常時5t)
 |★常時2.97t?
 |
 |惣岳渓谷
 |
 |境渓谷
 |
 |氷川渓谷
 |
 |−−−日原川
 |
奥多摩駅
 氷川発電所放水(最大9.2t/常時5t)
 |★常時7.97t+日原川
 |数馬峡
 |
白丸ダム
 多摩川第三発電所取水(最大28.0t/常時8.49t)
 白丸発電所放水(最大5.3t/常時0.84t)
 |★常時0.84t?(観光シーズン中は5.3t)
 |鳩ノ巣渓谷
 |
川井駅
 | 管理釣り場のため航下不可
御嶽駅
 多摩川第三発電所放水(最大28.0t/常時8.49t)
 |★常時9.33t?
 |※感覚的に、渇水時は9t以下ではないかと思う
 |御嶽渓谷
 |

 川幅にもよりますが、経験則から言って、4tあれば何とか下れるかなあと思ってます。でも3tは微妙。瀞場は漕げても、瀬は歩かされるイメージがあります。
 さらに惣岳渓谷の場合、むかしみちから川との距離がありすぎる上、ほとんど見えないので川相が掴みにくい。そして、上陸可能ポイントがマジで全然ありません。これは何かあったとき、かなり骨が折れそうです。

 その後、御嶽に移動。放水口近くの渓竜という中華料理屋さんで遅めの昼食です。川太郎は本当におとなしくて助かりますわ。

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 御嶽の放水口に到着。ああ、やっぱり観光放水中は放水口上流も水量が増えるんですね。
 当初二人で途中交代で下ろうと話してましたが、ついに川太郎がぐずりだしたのもあって、結局私一人で下ることになりました。出発した時は15時を回っていました。

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 この時間になると御嶽渓谷は日が陰り、だいぶ冷えてきましたが、散策やらスラやらボルダリングやらで川はまだまだ賑やかです。そんな中を全速力ですっ飛ばしてミソギに到着。
 おお、なんと、誰もおらんやないですか。しかし飛ばしすぎで既にバテバテ、二回瀬に入って二回とも沈して流されてしまい、体力が尽きたのであえなく退却しました。



 今日くらいの水量やと、リンクスIIならサイドサーフィンになっても耐えられるんですが、リンクスIだとダメですね。エアフロアとフォームフロアの違いが主な要因ちゃうかなと思いますが。それぞれのクセを理解して、自由自在に戯れることができるようになりたいです。

 ミソギから下流はラナと遊びながらのんびり下りました。しかしこいつ、つい先日6歳となりましたが、小さい頃と全然変わらない元気の良さに嬉しくなります。

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 二俣尾のテニスコートで上陸すると、この前ミソギの下でレスキューしたAさんの友人のMさんがいらっしゃいました。ご家族で漕いで、バーベキューしていたようです。ちなみに件のAさんは先日なんと登戸からお台場まで下りきったらしい。かなりハマっているようです。

 その後は日の出のイオンモールでお買い物して帰宅。最近定例化しつつあります。何はともあれ今日も充実した週末でした。

ニックネーム ラナ父 at 23:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

遅くなりましたが、ラナちゃん誕生日おめでとうございます。

日曜下られたんですね。
私は土曜下ってきました。
紅葉キレイでしたね〜。

それにしても、15時以降に川に入られるとは、
脱帽です。おまけに沈までされて、さぞ・・・

さらに、ダムの動画で途切れ途切れに音声が入ってましたが、
まさか、ダム放流をどうやって下るかの夫婦の会話でしょうか・・・
Posted by やまかわ at 2008年11月29日 01:21
ありがとうございます。

今日も奥多摩行ってきました。ピークは過ぎましたが、紅葉まだ残ってますね。やまかわさんのホームページ拝見いたしましたが、天気も良く、気温も高くてかなり楽しまれたようですね。場所にもよりますが、日当たりの良いところであれば、まだまだ快適に漕げると思いますよ。

ダムの観光放水での会話は、もちろん冗談です。でも、たとえダムの放水でも、川の流れを見るとついつい下るシーンを想像してしまうのは事実です。一般の観光客とは、楽しむポイントがかなりズレてますね。
Posted by ラナ父 at 2008年11月29日 23:14
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